
いろんな本棚を試したけど、どうも綺麗に収まらない、
ということはありませんか?
もちろん、本のサイズがバラバラだったり、
持っている本のバランスの問題、コミックが多かったり、
文庫が多かったり、ということも理由の一つです。
でも、本棚を作っているメーカーさんなんかと話していて、
ふと思ってしまいました。
みんな自分の都合で本棚を作っているんじゃないか?
つまり、こういうことです。
本棚を作る時には、合板とか、そういった大きな板から、
切り取って作っていくのですが、それって元のサイズが決まっています。
だから、どの本棚も高さが180cm、幅が60、90cmみたいな
決まったサイズになってますよね。
これって、一枚の板から、どうすれば効率的に板をとれるか、
という計算から、作られているということです。
もちろん、これをやらないで好きなサイズに作ってしまうと、
ものすごい割高な本棚になってしまう。
そういう意味では、使う人ではないですが、
買う人のためを考えて作っています。
でも、違いますよね。
本来、収納家具は、収納するもののサイズに合わせて作るもので、
作り手の作りやすいサイズで作るものではない筈。
いや、本棚だって、可動棚板を調節すれば、好きな高さにできるよ、
という意見もあるでしょう。
確かにそうです。
でも高さ、うまく合わないで、妙なスペースがあいたり、
均等にならなかったりしますよね。
それに対応するために、通常の本棚は3cmピッチですが、
1cmピッチで高さ調節できる本棚もあります。
これはこれで、機能的です。
ただ、1cmピッチで穴を開けるということは、
3cmピッチで穴を開ける機械があったとして、
それを3回通す訳で、つまりその部分でいうと、
3倍のコストがかかっている、ということになります。
(その分、値段が高くなります)
また、もう一つの問題は上置きです。
本棚の上置きは、天井まで収納が増える錯覚を起こしますが、
実は、低い棚にしかならなくて、本じゃなくて、
どうでもいいものを収納するスペースにもなりがち。
それならば、どうすれば良いか?
本のサイズをベースに本棚を設計する。
しかし、それでは前述のように一枚の板からとれる割合を
無視して、非常に非効率的(最近の言い方ならば、地球に優しくない)。
そこで、本のサイズをベースにしながらも、
板の切り取りの割合も考慮するという折衷型にしてみてはどうでしょう。
そして、上置きまで含めた高さで設計する。
それでは、どの本のサイズに焦点を置くか、
そして、どういう本の収納の仕方にするか、
それを次回、考えてみたいと思います。

